販売形態の見直しを図り、予約販売機能とCRMを活用して売上アップを実現した施策のご紹介
本記事では、Eストアーショップサーブの機能を活用し、季節限定商品の販売形態を刷新して売上前年比210%を達成した成功事例をご紹介します。例年通りの販売形態で抱えていた課題から、予約販売機能とCRMを活用した具体的な解決方法、そして得られた成果までを詳しく解説します。
施策実施に至った背景と抱えていた課題
柑橘系の果物を使った商品を販売している店舗さんでは、毎年その果物の収穫時期に合わせて製造・販売を行っています。フレッシュな果物の風味を活かした豊かな味わいが特徴で、多くの顧客から高い評価を得ている季節限定商品です。ECサイトでの販売だけでなく、スーパーや道の駅でも販売しており、幅広い販路を活用しています。
売り切れが当たり前の商品である一方で、ECサイトでの需要を正確に把握できていないという課題がありました。そのため、どの程度在庫を確保すべきか判断が難しく、在庫不足や過剰在庫のリスクに直面していました。また、販売期間中に受注処理や発送業務が集中しスタッフの業務負担が大きくなることで、効率的な対応が困難な状況に陥っていました。
これらの課題が、人気商品の販売機会を最大限に活かす上での大きな障害となっていたのです。
活用した機能と得られた成果
今回は、課題解決のために予約販売機能とCRM機能を活用しました。
施策を行ったことで、なんと売上昨対比210%を達成することができました。以下で、2つの機能と具体的な取り組み内容について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
予約販売機能の導入
Eストアーショップサーブの予約販売機能は、予約期間や予約価格を設定し入荷前の新商品や受注生産品の予約注文を受け付けすることができます。また、予約注文を受け付けすることで発注や生産の計画が立てやすくなり、在庫切れによる機会損失を防ぎ、在庫過剰のリスクも軽減できます。
設定方法も簡単で、商品登録時に販売方法を「予約販売」に選択するだけです。
この店舗さんは、例年の販売時期より2か月前に予約受付を開始しました。この早期予約の導入により、顧客が事前に商品を確保できる安心感を得られるだけでなく、店舗側でも需要を可視化し、製造や在庫の計画を立てやすくなりました。結果、在庫不足や過剰在庫といったリスクのを軽減とできより効率的な販売体制が実現しただけでなく、昨年まで取りこぼしていた可能性のある顧客からの注文をすべて受けることができました。
CRM機能の導入
予約販売機能を活用し例年の販売時期より2か月前に予約受付を開始したことにより、顧客に対してアプローチできる期間を大幅に増やすことができました。
そこで、CRM機能を活用し「販売の事前告知」「販売開始告知」「予約受付中のリマインド」の3段階に分けてメルマガを配信しました。
1通目では、リピーターや潜在顧客に対して新たな販売情報を早めにご案内し、さらには今年収穫した果物に触れた内容で顧客の購買意欲を高めるメールを配信しました。販売開始時には即座に2通目の販売開始告知メールを配信し、予約ページへの誘導を強化しました。さらに、3通目では予約期間中のリマインドメールを配信し、購入を迷っている顧客に対して再購入を促しました。
これらの段階的なアプローチにより、顧客との接点を増やしつつ、商品の魅力を効果的に訴求することができました。
まとめ
今回は課題解決のための機能活用と、課題解消後の新たな機能活用についてご紹介しました。
このようにECサイトを運営する上で役立つ設定を、Eストアーショップサーブでは標準機能として数多くご用意しております。また、専属コンサルタントがつきますので、機能の活用方法や施策のご提案だけでなく、販売戦略や企画の立案など、EC事業における専門的な分野でのサポートもいたしますので、安心してお任せいただけます。
新規開店・移転どちらでもご相談を受け付けておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。