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リプレイス成功のツボ

引っ越す前のチェックリストと、引っ越しの際に断捨離をすると良い

成長とともに、目指す次の集客や接客の為に、他のシステムへリプレイスが必要になる事があると思います。現在国内のECシステムはSaaSでおよそ100社、専用構築だと遥かに多くのSI事業者がありますが、プロトコルやDB構造が標準化されていない為、簡単に引っ越しする事が困難なのが実態です。従って移転元と移転先にしっかりと相談し、充分時間をかける事が引っ越し成功の第一歩です。

準備にこそ時間をかけて

引っ越しの要点はひとつ。移行期間を最短にする事、つまり改装休業を1時間でも減らす努力だと思います。そのためには、
①既存システムのデータ内で引っ越すデータを決め、そのデータ量を確認する。
②既存のシステムからエスクポートできるデータを把握する(できない項目で必須のものは手作業で抜き出す工数を算定する)。
③2のデータを引っ越し先システムにインポートする工数を確認する。
④顧客、商品、受注データから引っ越し時の業務をシミュレーションする。
⑤引っ越しデータの修正やファイル名の変更と必要な業務を誰がどうやるか手順を決める。
⑥引っ越しに必要な時間を検証し、新システムへの切り替え時の停止期間を確認する。
⑦ドメイン、決済、管理などの引っ越しに必要な期間を確認する。
そして移行本番においては、新システムへの移行をダミーデータでの実験(時間計測とデータマッチがあっているか)を一度行ってから本番に入る事を強く推奨します。上記の作業は引っ越し先のシステムベンダーへ依頼する事が確実です。引っ越し先の選定段階で作業支援しているシステムを選ぶ事も引っ越しを成功させるコツとも言えます。リプレイスの経験が豊富であれば、画像のファイル名やデータ移行をスムーズにする仕組みを持っている為、顧客対応する時間を十分に充てられます。

折角の機会を有意義なものに

また、リプレイスをデータのクリーニング、棚卸しも行える良い機会ととらえると、すっきりと新しい世界にはいれるかと思います。携帯電話のアドレスなど古いものは再送が起きるとドメイン汚れを起こす(レーティングなどが落ちる危険性があります)ので、長く受注がないデータは棚卸しをする良い機会です。もうひとつ見落としがちながら大切な事は、リプレイス後も業績のさらなる拡大や、世の中の変化もありますので、次の引っ越しを勘案して足元のリプレイス先を決める事です。今後は引っ越しの必要ない拡張性の高いシステムを選ぶことで、リプレイス後は腰を据えてビジネスにあたれるかと思います。

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