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見落としがちなファーストビューの改善点

直帰率を左右するファーストビューの重要性とは

ECサイトに訪問してくるユーザーは増えているのに、転換率が上がらない…そんな時は直帰率の見直しが必要かもしれません。今回は、ある店舗さんの直帰率を改善したことにより、売り上げが向上した事例をご紹介します。

1ページの閲覧でサイトから離れてしまう直帰率

そもそも直帰率とは、Webサイトに訪問したユーザーが最初の1ページしか閲覧せずに別のサイトに移動してしまう割合を指します。直帰率が高い=ユーザーの期待やニーズに適していないサイト(orページ)であることが考えられます。コンテンツが不十分であったり、ユーザーが求めている情報が見つからなかったりするケースです。

ECサイトの場合、商品の比較や購入でさまざまなページを回遊することから、直帰率は低い傾向にあります。(直帰率の数値だけで良い・悪いを判断せず、セッション数も加味した俯瞰的な状況把握がポイントです!)

直帰率は「直帰数÷セッション数」で算出できます。例えば、あるページから閲覧を開始したセッション数が100だった場合、他のページに移動せず離脱してしまったセッションが60だとすると、直帰率は60%となります。

ページの閲覧数による直帰率と離脱率の違い

直帰率と混合しがちな離脱率についても、ここで説明をしておきます。離脱率とは、Webサイトに訪問したユーザーが複数のページを移動してからサイトを離れた割合を指します。直帰率と離脱率の違いは、1ページのみ の閲覧なのか、複数ページ の閲覧なのかです。

サイト離脱説明図

「離脱」の考え方として、以下が該当します。

特定のページから離脱したユーザーの割合を知ることで、サイト全体における離脱が多い・少ないページを確認することができます。

サイトの印象を決めるファーストビューが直帰率改善のカギ

“ユーザーがサイトから離れてしまう”という点では共通の意味をもつ直帰率と離脱率ですが、1ページだけを見て帰る行動(直帰)は離脱率にも影響するため、直帰率こそが重要な改善ポイントであることが分かります。

ここでは、直帰率の高さに課題を感じていた店舗さんが、直帰率の改善によって売り上げアップを実現した事例をご紹介します。ECサイトへの訪問者数は昨対比110%、客単価も昨対比115%と増加傾向にある中、転換率が昨対比95%という状況でした。ECサイトに訪れる90%以上が新規ユーザーだったこともあり、機会損失が起きている可能性が考えられるため早急な改善が必要でした。以下、当時の店舗さんのサイト状況から洗い出した課題となります。

メラビアンの法則による“人は見た目が9割”と同じように、Webサイトに訪れたユーザーは、3秒で内容を判断すると言われていることから、ファーストビュー(*1)がいかに重要であるかが分かります。そこで、上記で挙げた課題を解決するために、まずはファーストビューの改善に注力しました。
*1 ファーストビューとは、ユーザーがWebサイトに訪問した際に表示される部分のこと

サイト構図

【ファーストビューの改善施策】

施策1:メガメニューの設置

どのような商品を販売しているのかがユーザーに伝わるように、ヘッダー直下のグローバルナビを商品カテゴリが一目で見られるメガメニューに変更しました。

施策2:スライドショーの設置

トップページ中部にバナー画像が羅列されており、画像が小さい、且つ掲載枚数が多く見づらかったため、ユーザーに訴求したい内容を強調するようなスライドショーを設置しました。

施策3:ヘッダーに強みや特徴を記載

ロゴ・ログインボタン・カートボタンのみだったヘッダーに、店舗さんの強みや商品の特徴を追加したことで、他社との違いを明確にすると共に、比較検討の材料にしてもらえるような工夫を施しました。

ファーストビューの見直しで直帰率30%改善

実際に施策を行った結果、課題に感じていた直帰率を30%改善することに成功しました。売り上げは前年比130%となりました。ファーストビューの見直しをしたことで、最終的に直帰率だけでなく売り上げの向上にも繋がった今回の事例。ユーザーから見たECサイトの印象を大きく左右するファーストビューの重要性をご理解いただけたかと思います。



ECサイトの改善を行うためには、課題の明確化が第一歩となります。店舗さんにとっては普段から見慣れている・使い慣れている仕様かもしれませんが、ユーザー目線で考えると改善が必要な部分はまだまだ沢山ある…なんてことも。客観視することが難しいからこそ、わたしたちEストアーショップサーブの専任担当が、課題の洗い出しからお手伝いします。様々なジャンルのECサイト制作を行っている当社ならではのノウハウを活かして、効果的なネットショップの構築を実現していきます。
ECカートを検討中、社内に担当者がいないためECサポートをお願いしたいなど、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

株式会社Eストアー 南

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