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購入者が利用者とは限らない

ターゲット目線を考慮した効果的な導線設計とは

ECサイト制作・運営をするにあたり、重要なことの1つにターゲットの明確化があります。誰に向けた商品・サービスなのか、どのようなシーンで使ってほしいのか、生活をどのように豊かにできるのか…など、販売する側の商品・サービスに対する想いは様々ではないでしょうか。想定しているターゲットと実際にネットショップに訪れるユーザーのニーズがマッチすることで需要と供給が成り立つからこそ、商品・サービスの打ち出し方と市場の把握が売り上げに大きく影響すると考えます。
今回は、Eストアーショップサーブの専任担当が、ある店舗さんでのアンケート実施によってターゲットを明確化し、効果的なネットショップの構築を実現した事例をご紹介します。

伝えるのではなく”伝わる”発信がユーザーの関心を得る

ターゲティングは、広告やマーケティングの分野でよく使われる言葉です。そもそもターゲティングとは、特定の人々やグループを対象にして、広告やマーケティング活動を行うこと。誰に届けたい商品やサービス、情報なのかを明確にしておくことが前提となります。商品やサービスを提供する側が、自分たちのメッセージを最も関心を持ち、影響を受けやすいユーザーに向けて効果的に発信することを可能にします。

アンケート結果から見えた注視すべきターゲット像

ターゲティングをするにあたり、まずは誰を対象とするのかを決める必要があります。今回はバレエ用品を扱っている店舗さんでアンケートを実施し、ネットショップに訪れるユーザーと実際に商品を着用するユーザーに乖離があるかを調査しました。着用ユーザーと購入ユーザーが異なれば、ECサイトでの商品の見せ方や打ち出し方が変わってくるため、戦略立てのヒントを得ることが狙いです。

以下、実際に行ったアンケートの内容です。

回答結果から、バレエ歴3年以上のユーザーが圧倒的に多いこと、商品を利用するユーザーは大人と小学生が大半を占めていることが分かりました。(質問5で競合となり得る他社を知ることにも成功しました!)

回答結果のグラフ

そこから、アンケート結果を基に商品カテゴリの見せ方を見直しました。これまでレオタードやスカート、トウシューズなどのアイテム軸でカテゴリ分けしていたものに加えて、キッズ・ジュニア、レディース、ボーイズ・メンズのカテゴリも設置したことで、「年齢層・性別」からも商品を探せるように導線を変更。今回のアンケートで、ユーザーが大人と小学生に偏っていることが分かったため、ユーザビリティを意識したカテゴリ分けにしました。

商品を探しやすい導線設計で売り上げ前年比115%

購入者と商品・サービスの利用者が異なる商材は世の中に多くあります。だからこそ、商品・サービスが誰をターゲットとしているのかをきちんと理解することで、ネットショップに訪れるユーザーが何を重視しながら商品を探しているのか知ることができます。商品の対象ターゲットが小学生だった場合、恐らく購入するのは保護者でしょう。

だからこそ、保護者目線も意識しつつ、子供用の商品がすぐに見つかる導線であることが今回のポイントになります。アイテム軸で商品を探すとなると、子供用と大人用のどちらもある中から見つけなければなりません。対象ターゲットが大人だった場合も同様です。子供用なのか、女性用なのか、男性用なのか…ユーザーの年齢層に幅がある場合は、年齢層・性別で絞ることができると便利ですよね。

希望する商品を、極力手間のかからない形で簡単に絞り込める導線にしたことで回遊率が上がり、結果として売り上げが前年比115%となりました。このように、ターゲットにあわせてECサイト制作を行うことで、効果的なネットショップを構築することができます。


EストアーショップサーブにはCRM機能があり、顧客情報や行動履歴を管理することで、ECサイトに訪れるユーザーの傾向やターゲットとすべきユーザー像の発掘をお手伝いします。具体的なターゲットは見えているけれどECサイトでの打ち出し方が分からない、想定ターゲットと市場に乖離があるかも…など、ECサイト制作をする中で出てくる疑問や不安、お悩みに専任担当がお応えします。
様々なジャンルのECサイト制作を行っている当社ならではのノウハウとECカートシステムで、売り上げアップに繋がるサポートをさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

株式会社Eストアー 南

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