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ライブラリ

システム選定の
成否を握るもの

自社による比較検討や
コンペするときのポイント

自社ECの業績向上から、現行システムのパワーや機能が不足してくると、システムの変更「お引っ越し」がフォーカスに入ってくると思います。弊社でもお問い合わせの3割ほどがお引っ越しのご相談です。お引っ越しに限らずシステムを決める時、一度稼働が始まると早々やり直しが出来ないので、自社による選定でもコンペティションによる決定でも、経営を左右する大きなご決断である事は否めません。

見えない所が
とても重要

あとから後悔される場合が多い例をお伝えします。ご拝察のとおりですが「価格優先」と「ゴール不明瞭」がダントツのワンツーです。価格については、価格そのものではなく、そのシステムによって得られるメリット(コスト削減など)を鑑みて、最終的な実態費用総額を自社によって算定すべきです。最も留意すべきは「速度」です。表示や遷移が遅いと「離脱・失注」が見えないまま気づかないままに発生している可能性があります。また「コンパネ」と呼ばれる運用画面の速度や扱いやすさです。これが遅くて使いづらいと、価格そのものが安くても、日々の時間コストや人件費が膨大に膨らみ、むしろこのコストのほうが馬鹿になりません。ゴール不明瞭という失敗例は、文字どおり「いつまでに」「どれくらい」取扱高を作るのか、といった計画がないままに、要件や機能でコンペを行なってしまうものです。云うまでもありませんが、性能やスペックに過不足が生じ、過剰投資や機能不全に陥り、1年後にまた引っ越しを余儀なくされるなんていう事も少なくありません。

機能ではなく
目的で相談すると
成功する

選定やコンペが成功する共通点は、上記はもとよりですが、「機能」でなく「目的」が明確になっている(コンペの時は明示されている)ものです。いわゆる要件定義ですが、これが機能で議論、選択されると、それ自体は満たされているものの、目的どおりに機能するとは限らないからです。逆に「これがやりたい」「こういうフローに対応してほしい」など、目的がはっきりしていると、であればこの機能でなくこちらの機能が適しているなど、選択肢の幅や柔軟性が圧倒的に向上し、単なるスペック選択でなくなります。目的は事業であり経営であり、機能ではないから当然ながら、案外と見落としがちですので、この点にも着目して選定をされる事をお勧めします。

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