ECサイト広告効果を高めるバナーデザイン
  • EC事例

公開日:2025.05.30

ECサイト広告効果を高めるバナーデザイン

ECサイトの広告バナーのクリック率とCVRを改善するデザインの法則

近年特別な知識やアプリケーションがなくとも、無料ツールで誰でもバナーや画像の作成ができるようになりました。特に個人でECサイトを運営している方や、広告費用の捻出が難しい方は、無料ツールを使って画像を作成されていることもあるでしょう。
しかし広告用にバナー画像を作成しようにも、クリック数増加に効果的なバナーデザインは難しいものです。

今回はどういったバナー画像が効果的なのか、検証をもとに一例としてご紹介します。

3つのバナー画像でABテストした事例

今回検証するのはアパレル系のバナー画像です。
下記の通り、3種のバナー画像のパターンを用意して、広告を配信しました。

① テキストメイン
文字情報など他の要素も入っていますが、実際Webサイトに広告として掲載されると小さくなるため、「SALE」という文字の印象しか感じられません。
ほぼ背景と文字の印象のみで、洋服のテイストやブランドイメージが伝わらない可能性があります。

② テキスト+着用画像
商品画像も見えつつ、「SALE」の文字が読み取れます。
商品画像があることで、この服装やテイストを好む層の目に留まりやすく、クリック後の離脱を抑制できる可能性があります。

③ 着用画像のみ
着用画像だけのバナーです。文字等はなく、「SALE」をやっている情報はバナーからでは読み取れません。
ただし、着用画像が大部分を占めるため、この服装やテイストを好む層の目に留まりやすい可能性があります。

テキスト+着用画像バナーが効果的

施策結果は下記の通りとなりました。

効果の高いバナーの傾向(新規向けSNS広告)

これらの結果から、テキスト+着用画像の組み合わせが最もバランスの取れた結果となりました。

バナー変更でコンバージョン率向上

ABテストの結果をもとに、店舗さんの広告バナーを最も結果の高かったバナータイプへ変更して効果を測定してみました。
その結果、クリック率とコンバージョン率ともに変化がありました。

元の画像は商品の着用イメージが湧きやすく、商品画像としては分かりやすい印象です。しかし広告バナーは自社サイト外に置かれるため、商品の着用イメージよりもバナーのデザイン性を高くしたり、ブランドイメージや店名・コンセプトが伝わる画像の方が効果的である可能性があります。

クリック率が高いにもかかわらず、コンバージョン率が低い、またはサイト離脱率が高い場合、バナーとリンク先のブランドイメージに乖離がある可能性があります。イメージが統一された画像になるよう検証を重ねて適切なバナー画像を作成することが重要です。

まとめ

今回の事例はバナー広告の一例に過ぎません。商材や広告掲載箇所によって、最適なバナーデザインは大きく異なります。ブランドテーマやイメージに沿ったデザイン、顧客に刺さるクリエイティブの作成は、高度な専門知識と経験が求められるため、非常に難しいものです。バナーはECサイトの第一印象を左右する、いわば「顔」となる重要なイメージ広告です。自社で試行錯誤しても成果が出ない、プロに依頼したいがどこに相談すれば良いか分からないなど、バナー制作に関する悩みを抱えるEC運営者様も少なくありません。
Eストアーショップサーブでは、課題やニーズに合わせた最適な制作会社をご紹介することが可能です。バナー制作や広告でお悩みのECサイト運営者様、ぜひお気軽にご相談ください。

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